薄荷塔ニッキ

飛び石を渉れない。

personal laboratory

 微睡んだなか夢で誰かと話し合っていて、というか、誰かの言葉がした。

「だから、やってくる相手に対してパーソナルなラボを作らなくちゃ」

 起きて、うん〜そうだねえ、と思った。〝パーソナルなラボ〟とは?
 今日は病院、のちガストで夕食後、ドリンクバーと作業。美味しいし、このガストT店の女性店員さんがみんな蒼井優似の美人さんなのですけれどこれは一体どうしたことでしょう眼福。容貌でアルバイトの子の審査をしているのか疑ってしまうほど可愛い。
 Cさんに「『綺麗ですね』ってもしも云ったらそれってセクハラなのかなあ?」と問うたら、
「ユが云ってもセクハラにはならなさそうだけど、俺が云ったらセクハラだと思われるだろう」とのことで、難しいですね。いや云わないのですけど。

 寝る前に室生犀星

 

或る少女の死まで 他二篇 (岩波文庫)

或る少女の死まで 他二篇 (岩波文庫)

2018.04.13 - Lesen

 

少女地獄 (角川文庫)

少女地獄 (角川文庫)

 
 

 再読。手持ちの表紙のものが好き。

 妾その時にツクヅク思ったわ。女なんて滅多に慰めて遣るもんじゃないって。何を泣いているか知れたもんじゃないんですからね。

 妾は新高さんと夫婦心中してみたかったのです。そうして出来るなら自分だけ生き残ってみたかったのです。

 「したかった」ではなく、「して〝みたかった〟」の部分に宿る少女性。夢野久作のなかには、カッコとした少女がある。例えば姫草ユリ子のように。

 彼女は殺人、万引、窃盗のいずれにも興味を持たなかった。ただ虚構を吐く事にばかり無限の……生命が毛の興味を感ずる天才娘であった。

 虚構うそつき娘、姫草ユリ子像が文面から何れだけはっきり立ち上がってくることか。『少女地獄』は大好きな本だ。