薄荷塔ニッキ

飛び石を渉れない。

弟宿泊II

 弟が泊まりにきて、翌朝。

 夜中碌に眠れなかった私は午前中にうとうとと眠り、起きたら弟がiPhoneを片手に眠っていた。家人Cさんは土曜は出掛けるので、ふたりで家にいる。ふたりとも目覚めて、ラピュタパン*1じゃがりこチーズ味を食べた。

  

 そして弟にギターを教えて貰った。教則本では一生解らなかったであろうことが解ったので、これからの練習の方針が立てられる。「茹で卵を触るように」と云われて、目を瞑って強く茹で卵を思い浮かべていたら「いやそれ茹で卵ばっかり考え過ぎ」と注意された。弟は家庭教師などの経験が無い為か、何かが出来るようになると物凄く感動して褒めてくれる。取り敢えず嬉しい。(私に関しては、塾の講師と家庭教師のアルバイトをしていたことがある)そう云えばピアノも生卵を持つような手をしなければならないことを連想した。
 Cコードを弾いて「初めてのC!」と下らないことを云っていると、「次はAとDだよ」と云われ「Dって何をするんだ!」「Dってやばいじゃないか!」と更に下らないことを云った。帰宅してきたCさんが「C++が一番やばくね?」と更に更に下らないことを云った。兎も角、やっと私はCコード・Dコード・Aコードを弾けたのであり、この3つでチャットモンチーの“恋愛スピリッツ”が弾けるとのこと。運指だな。

 
改訂第5版 ANSI C対応 はじめてのC (Software Technology)

改訂第5版 ANSI C対応 はじめてのC (Software Technology)

 
決定版 はじめてのC++ (ソフトウェアテクノロジー)

決定版 はじめてのC++ (ソフトウェアテクノロジー)

 
苦しんで覚えるC言語

苦しんで覚えるC言語

 苦しんで覚えるC言語…… とは?

  

 夜、家人Cさんの車で弟を京都まで送った。しりとりも連想ゲームもしてはいけない単語を云い合うゲームをした。少しでも連想っぽいのではないかという疑いが掛かるとアウトになる難しい、謎のゲームである。私は普段から他人の連想を飛び越えて方々勝手なことを云う性質なのでわりと得意に進めていたが、そういう発想ではグレイゾーンだと弟に注意される。難し過ぎる。

 途中、吹田SAで夕食。ここの食事は本当に美味しい。出し巻き卵が最高だったので、ホルモン丼を食べていた弟にひときれあげた。私たちのきょうだいは3人とも子どもの頃から卵が大好きである。姉は優しいのだ。時々はね。Cさんは自分の食事が美味しいときに、周りに分けてあげるということをしないので、コレミヨガシである(が、Cさんは気付かない)

 弟を実家に送り届け、実家の近くのマンションに住む祖母に会い、ハーバーカフェ北野店で家人Cさんとお茶をしてから、実家の電子ピアノを借りて車に乗せて帰った。ピアノ! ピアノ!! あ、でもギターも頑張る。


 特筆すべきは、ハーバーカフェのベイリーズパフェである。おやつクラブ

20160528

 ハーバーカフェは24時間営業である点は変わらないが、禁煙席が設けられるように変化していた。良き哉。店員さんが多く動線が整っていない印象で大変そうだった。しかし以前よりお洒落そうであった。

 弟は、別れ際に家人Cさんであるとこのにゃんしーさんに「ばいばいにゃんくん」と云い、Cさんは帰宅した瞬間「ひろちゃんいなくてさみしい!!」と云った。夫と実弟、つまりふたりは義理の兄弟であるが、仲良しくしてくれたら私が嬉しい。

  


 twitterより。

泊まりにきていた私の実の弟と、私の夫がふたりでウーパールーパーの真似をし続けていたので、たぶんこのふたりが実の兄弟。
が、家人的夫は、SAの食事中に、トマトのなかみのトマト社会についての在り方とトマトの水分H2Oを抽出した場合それはトマトなのか白熱してトマト帝国の話まで発展した私と弟を置いて席を外した。
そもそもは、水を飲んでいた弟にカルピスを飲むかと訊いたら、「これは度数ゼロのカルピス!」とか弟が云ったからだ。
私の返事は「カルピスは、だってノンアルコールじゃん? それともその水は度数ゼロのブラッディメアリでもあるのか?」で、拗れた。弟帰ったのでさみしー。


 素晴らしいことに、明日は日曜日。弟が泊まりにきてくれたから、もう休日を満喫し終えたような気分であるのに。


*1:映画『天空の城ラピュタ』の主人公たちが食べる食パンに似せた、目玉焼きをのせたパン。