薄荷塔ニッキ

飛び石を渉れない。

ネットストーキング

 Kがネットストーカに1年以上関わっていたことを読み、CがそれをずっとLINEで相談に乗っていたと知り、嫌悪感が増す。ストーキングされている女性というものは、その事実を告げるのは警察などを除けば同性ではないだろうか。「私、痴漢されたの」と男性(既婚)に訴えるものか。ストーキングの内容によるのだろうが、外部から見ればストーカには基本的に性別に関する因子が加わるし、正直に云って話を聞いただけでは、痴漢被害を手軽な友人男性に訴え続ける女という形に見えるので、その男性の妻としては非常に気分が悪い。

 気分が悪い。


 要するにCという存在は既婚であり、「彼氏になるかも知れない駆け引き」も「彼氏にはならないと知っている惨めさ」も無く、女子同士の「お洒落を見せる駆け引き」も「彼氏が居る/居ない」の攻防のマウントも無く、そしてときに奢ってくれるしときに車を出す「都合の良い存在」。KはCのそのポジションを利用していた。ナメていた。顎で使っていた。私はCの配偶者として、その経緯ゆえにCと私のかおを土足で踏んだ女はクズだな、と思っている。私の靴を投げる価値も無い。
 Cは「彼女が『都合の良い存在』として自分を利用しているのは知っていた」と云った。「でも、友だちでいたかった」
 友だちって何?

 そしてどうでも良いことだが、私はつまらない小説を同人誌で出して、それが面白いかのように振る舞う人間は基本的に許していないのだ。