薄荷塔ニッキ

飛び石を渉れない。

2018.03.24 - Onomichi

 

 壬生キヨム(歌人)×radicalOta(画)のふたり展を観に、尾道へ。朝6時半に出発して、SAのスターバックスで朝食を食べました。西へゆくときは大抵そうしています。

 お昼に壬生キヨムさんと無事落ち合い、良い感じのダイニングカフェで昼食を。店名を忘れました。あまり空腹でなく、シフォンケーキとジンジャエールウオッカ。こういうところのジンジャエールはときどき自家製でとっても美味しいですね。

 

 そして、「三軒家アパート」のギャラリィへ。
 
 

 キヨムさんの短歌が好きです。と云ったことは別のblog記事に書いたので飛んでください。

 壬生キヨム(短歌)×radicalOta(画)ふたり展 - Komma usw.

 radicalOtaさんは、面識も無いのに突然云うのもあれですが、radicalから脱出したときに実力を発揮出来るのではないかという感想を持ちました。ZAZEN BOYSの歌詞が沢山radicalOtaさんによって走り書きされていました。
 隣の部屋は、なんと京都から暖簾分けした(らしい)ホホホ座でした。書店・雑貨店です。残念ながら休業日でした。階下のレコード店で、家人がLPを買うというので、『the BEATLES』を私が選びました。店主さんは、ビートルズもLPもまるで解らないような会話を発していた、つい先日プレイヤを買ったんですよ、と語る家人がいきなりホワイトアルバムを買ったので戸惑っているような語調でした。私が聴きたいんだよ!
 

White Album (Dig)

White Album (Dig)


 

 尾道は猫。尾道の猫は人間に懐いていてよく撫でさせてくれるし、というよりこのあたりを撫でろと云わんばかりに背なを押し付けてくるような感じですが、野良猫の背に触れて、肉が薄くて背骨に掌が当たるとき、とてもうら淋しく哀しく愛おしく思わなければいけない価値を感じ、動揺します。

 

 


 「幌雨亭」で咲きかけた桜を見ながら珈琲フロートをのみ、「梟の館」でワインをのみました。

 

 「尾道イーハトーヴ」という看板があって、野外に小さな音楽室が設えられ、足踏みオルガンがありました。自由に弾いて良さそうなので、どきどきしながら(足踏みオルガンなんてまともに弾いたことは無いのです、実は)〝思い出のアルバム〟を一曲。3月だからね。緊張しました。セロ弾きと動物たちが現れるような小さな音楽室でした。良かったなあ。

 

 看板のこの部分はちょっと理解出来ませんでした。

 帰りはSAで尾道ラーメンを食べて0時頃帰宅。SAって本当に美味しいものがあるし、用を足す場所は綺麗で、売っているものは楽しくて、好きです。勿論、尾道ラーメンはとっても美味でした。魚の出汁が出ちょるんよ。

 


 良い土曜でした。