薄荷塔ニッキ

飛び石を渉れない。

Entries from 2011-07-01 to 1 month

後之文傾浪漫譚

お疲れさまでございました。この記事の下2つくらいに書いてある通り、7月30日は大阪なんばの味園ビルにて、文章系同人のイヴェント「文傾 〜あやか〜」に参上しておりました。「白昼社」なるものを構成するたったひとりの編集人ですと名乗りたがる泉由良と…

「文傾 〜あやか〜」に出店します

やあやあ、今日も陽気だね。暑いって意味だよ。この記事は30日土曜日まではてなダイアリの一番上に表示されるように計って書いているから、これで僕も立派な未来人さ。日に日に29日が近付きそして過ぎていったら、僕は古びてゆくだろう。それでも今だけは立…

味園ビル、そして「文傾〜あやか〜」

明日30日土曜日、なんばの味園ビルで行われる文芸同人の即売会「文傾 〜あやか〜」の場所に、1週間前にいってきました。夜だから暗くてね、怪しい感じなのですね、でもたぶん、爽やかなお昼間はこういう写真は参考にならないかと思うの。 ●ビッグカメラとの…

「コンパスでダーツを」

--a primitive talk about tangent-- 彼は最初は几帳面な性格であるように見える。彼のイラストを最初に目にしたときの均整の取れた線の配置や非常に精巧な感じからして、てっきりそうなのだと思っていた。しかしやがて私は知る。彼のイラストは、ペンタブレ…

「カラフルネイム」

「交錯するねー」 彼女が云った。何を工作するのか、と僕はかおをあげた。もう4時半だぞ。朝ってやつだぞ。彼女は僕があまり反応しないからか、再度云った。独り言のように。僕が返事をしなくても哀しくならない程度のトーンの独り言専用の声を作って。 「…

トリビュート「冷凍みかん」

私はその日、人生で初めて冷凍みかんを手にした。至極普通に長年生きてきたのにも関わらず、私はこれまで、それを直に見ることが無かったのである。 小説の作中で誰かが旅に出て列車に乗るというような段取りになると、大抵はこの「冷凍みかん」という単語が…

なんて可愛らしいのでしょう

今晩は、87年前の世界の皆さん。落ち込んだりもしていないけれど、私はそれなりに元気です。夏到来ですが空調はつけておりません。節電なる日々です。 「エアコンを……」とよく耳にしますが、私は大概に於いては「冷暖房を切って」と申します。「空調」は少し…

川上弘美「風花」(集英社文庫)

かざはな。 主人公、「のゆり」夫「卓哉」のゆりの叔父の「真人」は浮気性だけれどちょっと素敵なひとだなあ。 全体的の雑感……何と云うか一般の作家みたい。一般の現実めいているし。川上弘美さんの現実ってこういうのだったっけ、とちょっと物足りず。 風花…

浮遊ラヂヲ更新情報

別のところに書いていましたが、はてなダイアリをいじったので、こちらに書きます。 浮遊ラヂヲ「言葉と小鳩」に音源をupしました。三人誌「微笑みと微睡み」より、リリィ氏が2作、泉由良が1作読んでいます。 それから、小倉拓也氏の詩集「火は綺麗」より…