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ユリイカの方を読み直して、天皇制とは・戦争とは、と頭を煮えさせながら、河出の方を注文したらユリイカよりもライトな感じかも知れない……ので困惑しています。天皇制とは、という点では『パンドラの鐘』を、戦争とはという話では『ロープ』と『オイル』の戯曲を先ず読みたいなあと思うのですが(『Right Eye』もかな?)本当は『赤鬼』に出てくるように、戦いの本質はカニバリズムなのではないかと思ったりしました。もうちょっとユリイカの方を精読します。
『オイル』はWOWOW放映時に録画したので、しょっちゅうDVDで観たり録音した科白をイヤフォンから聴いたりしているのですが、戯曲の方は全て未読です。『パンドラの鐘』は先輩が演劇部で上演していた……というか、NODA MAPの演劇をするのが私の出身校では流行していたような気がします。戯曲を見せてくれる劇作家って良いですよね。
やっぱり、戦争は「殺すか・殺されるか」ですがそれは憎悪(感情)のレヴェルであって、殺しあったあとの世界で生死としては「喰うか(生きるか)喰わないか(死ぬか)」がくるのかなと思うし、テーマの窮極を探すならカニバリズムとの葛藤なんだろうなあと感じます。
とか思っているのに文藝別冊KAWADE夢ムックはライトな、芸能界やお芝居の世界の方をフューチャリングされている気がして困ったな。
「英、君は血を流したんだよ!」
「形が違うって言うの? 人々を爆弾で吹っ飛ばしたり、正確な包囲網で攻め減ぼしたりするのが尊い形なの?」
『贋作・罪と罰』で江戸幕末、幕府の塾生、才谷と英の会話は、一瞬アメリカ空撃、自爆テロ、日本の在り方に飛ぶ。この一瞬の一言だけ現代に飛ぶ。その飛躍のようなものに震える。
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