薄荷塔ニッキ

飛び石を渉れない。

2017.07.19 book

町の書店で買うとエラいのか問題

 ネットショッピングで書籍を買わずに町の本屋さんで注文して欲しい、っていうのはweb上でときどき見掛ける声だけれど(というか私はTV新聞ラヂヲと関わっていなくて知り合いと直接会話することも殆ど無いので、web上でもそうですが、という言い回しってなんだか変)私は子どもだった頃、欲しい本の書名を近所の書店に伝えると毎回大儀そうにされた記憶があるので、アマゾネスになってしまった一因かも知れない。誰が悪いとか何は良いこととか何処にも無いだ。
 でも町の書店とは本好きが欲しくなるような本を揃えるのが好きな書店かというと、そうとは限らないと思うの。『はれた日は学校をやすんで』をその書店に注文に行ったときはその書名を頼む子どもだから叱られた。いいじゃんかよ。
 
(今日は、昨日の不眠を解消しようとしたら解消どころか30時間超えで眠れない、やっと眠ったら2時間で起きた、という睡眠に関してはまたわりと散々な感じです。ですが、あまり睡眠の話をすると知人が「眠れさえすれば元気になれるのにね」と云ってきて、それは現実とは異なるのであまり眠れない警報を出すのもよろしくないなあっていうこれはそういう方面の愚痴です。)

 

はれた日は学校をやすんで (双葉文庫)

はれた日は学校をやすんで (双葉文庫)

あと芥川賞直木賞決まりましたね。

 沼田真佑さん『影裏』(文學界5月号)
 直木三十五賞佐藤正午さん『月の満ち欠け』(岩波書店)となった。

 

影裏 (文春e-book)

影裏 (文春e-book)

月の満ち欠け

月の満ち欠け

  • 第157回芥川龍之介賞候補(敬称略、五十音順)
    • 今村夏子「星の子」
    • 温又柔「真ん中の子どもたち」
    • 沼田真佑「影裏(えいり)」
    • 古川真人「四時過ぎの船」

 

星の子

星の子

真ん中の子どもたち

真ん中の子どもたち

 
あとは野となれ大和撫子

あとは野となれ大和撫子

BUTTER

BUTTER

 知っていたのはこの辺り。今月は今村夏子『あひる』を読んでいます。
 こう云う発言は良くないんですけど容姿や経歴に話題性を求めない受賞回は良いですね。デビュー作で芥川賞っていうのも好きです。でも直木賞受賞作が多く売れるようになるとしたら、岩波書店ってどうやって配本するんだろう……。