こちらの記事はTeX & LaTeX Advent Caleandar 2017の7日めの記事です(日付跨いでごめんなさい!)6日めの記事はtrueroadさん、8日めの記事はmunepi さんです。 |
今年の重点テーマはコレです。
「TeXでつくるアレ」
TeXで作って出版している文庫本。物理的に。
(遅刻しているので一旦記事をupしますね)
『キャンディと王様』
- 作者: にゃんしー,泉由良,湖ゆり
- 出版社/メーカー: 白昼社
- 発売日: 2014/06/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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『キャンディと王様』全3巻(にゃんしー・白昼社)。草野球少女チームの小説ということで、縦書きなのでかなり頻繁に縦中横を使いました。球速の(km/h)や選手の身長(cm)など。この本を作ったのは数年前なので、ルビの入力が下手です。全3巻で1000頁ほどあるのですが重版するときは直します……。
『ウソツキムスメ』
- 作者: 泉由良,冨田風子,荒川浩介
- 出版社/メーカー: 白昼社
- 発売日: 2010/05/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- クリック: 17回
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\documentclas{tbook}
で作る、左右のヘッダの違い。重版するときはノンブルも右寄せ・左寄せにした方がいいなと思います。
『すな子へ』無料配布版
夏に作った試読冊子『すな子へ 無料配布版』(泉由良・白昼社)は擬似大正浪漫世界の小説なのでちょっと変形した余白を取りました。その分頁数は増して印刷費が嵩みますが……そしてそんなことで定価を上げるわけにはいかないので基本泣きをみるのですが、今回は試読用の無料配布で、完成版は1月に発行します。
『ミルチリカル』
泉由良最新刊『ミルチリカル』変化球を使わない感じの組版。やはり文字が小さめで行間含む空白が多めなのは白昼社デフォルトです。「文字が小さくて読めない」と云われたり、「行間が広くて好きです」と云われたり、中間の良いところを見つけたいです。
2段組『文藝誌オートカクテル耽美』
文藝誌オートカクテル2015 耽美 (白昼社文藝誌オートカクテル)
- 作者: 伊藤なむあひ,にゃんしー,赤木杏,ひのはらみめい(そにっくなーす),山本清風,牟礼鯨,霜月ミツカ,恣意セシル,ちょまっこりーな,馬場めぐみ,水銀,eb,泉由良,なかの真実
- 出版社/メーカー: 白昼社
- 発売日: 2015/10/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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文藝誌なので2段組にして、ヘッダにそれぞれの小説の筆者とタイトルを入れたもの。
(あまり使わなかった)参考書
やっぱりwebで検索するだけじゃ駄目だよね、本を買おう、と今年は2冊買ってみました。が、あまり弊社の用途には適さなかったようです。
しかし、LaTeXを初めて触るならたぶんお薦め。
- 作者: 奥村晴彦,黒木裕介
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2017/01/24
- メディア: 大型本
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- 作者: 中野賢
- 出版社/メーカー: アスキー
- 発売日: 1996/10
- メディア: 単行本
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2冊めは日本語の組版に特化した本ですね。数式などにはあまり触れていません。古書で買いました。
兎に角、縦書きで組みたいユーザへの情報は全体からして少ないですね。それからこれはこの記事をupしてからtwitterで指摘されていましたが、「文頭全格下げになっていない」! 全角下げにする記述を速攻検索しました。
tbookを使っているので寓奇頁でレイアウトが組まれるわけですが、横書きと同じ設定でノドと小口が取られる為、たぶんマージンが逆になっていると思います。これを定義し直すのが目下上手く出来ていません。私の技術不足、というのはさて置き、求む、縦書きTeXクラスタ、です。
メリークリスマス*
文藝誌オートカクテル2015 耽美 (白昼社文藝誌オートカクテル)
- 作者: 伊藤なむあひ,にゃんしー,赤木杏,ひのはらみめい(そにっくなーす),山本清風,牟礼鯨,霜月ミツカ,恣意セシル,ちょまっこりーな,馬場めぐみ,水銀,eb,泉由良,なかの真実
- 出版社/メーカー: 白昼社
- 発売日: 2015/10/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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