薄荷塔ニッキ

飛び石を渉れない。

2017.12.19 Montag

 8時起き。寝不足で心臓が痛いな、と思ったけれど高校生の頃はこういう痛みと眩暈をずっと感じながら通学の市バスに乗るべく駆け込んで息を切らしていたな、と思い出す。今になってそれが駄目なら、まあ、あの元気は若く強かったということだ。しかしその若いときにも週に5回保健室に運ばれる点で名を馳せていた。元気だったのか? 朝礼や式ごとは必ず倒れるから最初から保健室待機、卒業式も証書授与だけ頑張ってそっと講堂を抜け出して保健室にくるように云われていた。滞りなく卒業式を済ませる為には、生徒のなかに卒倒者が出てはいけないと前もって用心されたということ。まあ学校側の判断は正しいのだけれど。
 だいいち保健室に居過ぎたし、遅刻と欠席も酷かったので単位を取れていないまま卒業している(卒業と云っても良いなら)のではないかと疑っているのだが、私が通っていた女子校はそういう「落ちこぼれ」みたいな留年を発生させるくらいなら卒業に押しやったのだと思う。満点や最高点をいつも取っていた試験も、高校3年生の最後は、当日は欠席の追試で(追試だと配点は70%になる)その追試の小部屋で震えて泣いていたのでほぼ零点だった。単位が取れているわけが無い。日数や点数を誤魔化した学校を悪く云うというより、私はかなり憐れまれていたということで。

 大学生だったときは私の意識は更に曖昧になったので、私の学生時代は中高生で、高校の話がどんどん出てくる。だからガーリィって云われちゃうんだと思う。就職もしていないから社会人にもなっていない。少女かよ、32歳。

 クリスマスカードを投函したら、twitterのRTで、封書が届くのに「窓口で良くて年内と云われた」(コミケ搬入組はお早めに)という内容を読み、えっと思った。クリスマスカード、遅れるのでは。申し訳ない。解っていなかった。


 夜、甥のフォトアルバムをiPhoneアプリで作った。デスクトップアプリも入れているのだが、デスクトップで写真を整頓してiPhoneのひとつのアルバムに同期してから、iPhoneアプリで触ったらあっというまだった。これは1歳〜2歳までの甥。彼はもうすぐ小学生になるし妹も生まれたのでさっさとアルバムを作らないといけない。
 ひとつタスクが済んだな、と思ってtwitter文学フリマの広告をしようとしたら、知ったら悩んでしまう情報を目に入れてしまい、もう動きたくない。さっきまで1時間歯磨きをしていたし、今はMacに指だけ動かしているけれど、立ち上がりたくもない。早く眠るのがいちばんだけれど、着替えるも薬を飲むのも、もう立ち上がりたくないし30cmも移動したくない力の抜けた甘ったれになっている。今日はTLのフィルタリングに失敗した。

 自分がコンピュータだったら、少なくとも動かずにマルチタスクが出来る。機械なら良いのに。引き篭もり、出不精、と云うけれど、私は本当のところ、いつも1mも動くのも億劫だし1m動いたらそこから戻ってくるのが億劫だし、一応こう云うとなんだけど、頑張って動いている。少々支障はあるとは云え、自由に動ける身体を与っている人間なんだから普通だ。そして他の多くのひとはもっともっと身軽に動いている。尊敬するしかないし見習うしかない。本当に、行動が出来ない。
 もう3日ほどコンヴィニエンスストアに行けないでいる。


 甥っこの話は、我が子でもないのであまりwebに書いてはいけないと思うのだけれど、前に一緒にレストランで食事をしたとき、「〜〜くんは前は〜〜に住んでたよね。憶えてる?」と云ったら、「ぼく何でもおぼえてるよ。前のこと何でも」と返事してきたので、これはネタとしての話だけれど、あんまり幼い子どもがそういう云い方で発言すると、生まれる前のこととか話し出しそうでびびるよね、というのは時折Cさんと話題にしている。
 しかしそのレストランで私は甥と仲良くし過ぎて、別れ際に「バイバイ、またね、また遊んでね」と云っていたら彼は「うぇーんーーーー」と突然号泣したのだった。それ憶えてるかな?

 姪は発話するようになってから先日LINE通話をしただけで、まだ全然逢っていないので、早くいっぱい逢いたい。曽孫が出来た私の祖母は、私が幼児だった頃、私を構って遊んでくれたときのように、曽孫と遊び、若返っているような気がする。子どもを産むべきとかそういう話は全然賛同しないけれど(私も子どもは居ないし)この現象を見ると単純に、弟夫婦は孝行者だなあ、とか、思う。これが転じて転じて、結婚したら出産のことを尋ねる悪文化になってゆくのかな。もう本当に全部面倒臭い。

 昼休みのCさんと「世界はレイヤーだよね」「世界って本当まじレイヤーでしかないよね」と合意していた。
コスプレイヤではなく、layerです。

 ほら、動かなくても人生が進むからblogをだらだら書いてしまう。寝なくちゃ。そして起きなくちゃ。死ぬまでは生きなくちゃ。


 tolot.com


 上記のサイトからのiPhoneアプリで、文庫本サイズ(A6)フルカラー64頁、500円。両家の祖父母と弟夫婦に渡しても1500円。だいたい1年間の写真で1冊分にしていて、印刷も綺麗なのでお薦め出来ると思う。



 


 匂いを消してよ嫌われたくない
 あいつを消してもすっきりしない
 テレビを消したらちょいマシかも
 CRY
 あの時期に買った懐中電灯

 魔法が使えないなら死にたい(「魔法が使えないなら」大森靖子)

  消してよあいつを消してもすっきりしない消してよ私が消えてよすっきりしたい