薄荷塔ニッキ

飛び石を渉れない。

a worm flies

 

 『中国行きのスロウ・ボート』と、『ねじまき鳥クロニクル』と『1Q84』『海辺のカフカ』『猫を捨てる』を再読しなければならないな、と思いました。『猫を捨てる』は挿絵が多くて薄いのに1200円もする、なんて巷で云われているようですが、希少価値のある文章だと思います。今このとき、今の作家はこの要素を書き記すことに一度は取り組む必要があるし、或る意味使命でもあると思う。

 

中国行きのスロウ・ボート (中公文庫)

中国行きのスロウ・ボート (中公文庫)