薄荷塔ニッキ

飛び石を渉れない。

2022.12.31 - diary

 

 
 
 大晦日。良い年だったねーっていう言葉はあるけれど、やな年だったねー来年はどうかしよう、とかいうフレーズってあるのだろうか。あるのかな。良いも悪いも両方持ち合わせているのが普通だと思うので、普通な気分です。でも、散々厭な目に遭ったばかりの一年を生きたことがない、幸運な人間なだけかも知れません。
 昨年と同じく、銭湯の御座敷の食堂でお蕎麦を食べて、零時が過ぎたときにサーヴィスで振舞われるお雑煮をいただきました。サーヴィスだから欲しいんじゃなくって、なんていうか……優しい気がするので……なんていうか……。お座敷でゆらゆら何らか飲み食いしているひと、全員干渉し合わないし、それでいて同じ場所で年越ししているみたいで、この空間は面白い。

 

 終電までの時間は、窓の外をJRが流れて、回遊魚みたいな夢想をします。



 天婦羅蕎麦些か食べすぎたような気がしましたが、私は「おなかいっぱい」と「美味しいものは食べます」のメータが干渉していないので、食べ尽くしました。いや、多かったな……まあ、たぶん……。
 いや……だって自宅で私がお蕎麦茹でるより、絶対!!!! 美味しいもの。来るよね。


 デツヒノハ。