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薄荷塔日記

飛び石を渉れない。

kyoto acjp

 


 今日はオフだ! 大阪高槻のJT生命誌研究館に行きました。最初、研究所の方に歩いて行って、学者の方に会釈をされてしまいましたが、すみません、只の一般見学者です。進化についての展示を見ました。鯨さんとメールをしていたタイミングだったので、展示の中から、「鯨偶蹄類:鯨、カバ、牛、猪、駱駝」というメモを取りました。無料で展示を観て季刊生命誌92を頂戴して、中高でお世話になった生物の先生に、進化論の絵柄のトランプを買いました。ってプレゼントなのにブログに書いたら知られてしまうのでしょうか、それはいけないのではないでしょうか(でも書いた)先生は年始に賀状ではなく封書をくださったので何かあったのかしらと思ったら、「この便箋めちゃくちゃ可愛くないですか!!」という書き出しで、その女の子な可愛らしさが素敵でした。中学から色々と、色々とお世話になった女性の綺麗な先生です。しかし生物の先生なので、牛の目玉を120個(学年の生徒数)分ビニル袋に入れてバイクに乗っていたり、アフリカ爪ガエルを持ち上げたりもなさるのです。〈めちゃくちゃ可愛い〉便箋というのもプランクトンの柄でした。素敵。話が逸れましたね。

 

 それから京都に移転したカマタ店にゆきました。大阪の西淀時代のカマタ商店が、京都北区北大路に移転してカマタ店になったとのこと。北大路といえば育った町なのでめちゃめちゃ地元でした。実家に寄らずに帰ってすみません。

 メニュウを見て「FUKUREって何ですか?」とお尋ねしたら鹿児島のお菓子とのことで、オリジナルレシピなのかブランデーとラムの利いたとても美味しい一品を頂きました。車を運転する夫はアルコールを摂取出来ないので、悲しそうに悶絶していました。さらにFUKUREとベリー類とアイスクリームなどのパイサンドを。パイを焼き立てで出して下さるので、このパイが焼き上がるまでに一切れFUKUREを頂いたわけです。ブランデイを一杯のんで少しお話して、また来ます、とお暇しました。カマタさん製作の、「何処からでも履けるスリッパ」がお手洗い用に置いてあったので「すごいですね! 特許を取るんですか?」と感心しましたが、履いてお手洗いに向かった夫はよろよろしていました。でもどの方向から足を突っ込んでも履けるっていう画期的な……(たぶん)スリッパでした。

 美味しかったですね……カマタさんは相変わらず素敵な方でしたね……。

 

 その後、京都大学のカフェの階下の書店で買ったり買って貰ったりしました。 

[改訂第7版]LaTeX2ε美文書作成入門

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 技術書は技術系職の夫に選んで貰った方が良いと思っていますが、興味の示し方や思考回路の楽しみ方が異なることがだんだん分かってきたので、どうなのでしょう。
 ちなみに私が惹かれたけれど買わなかった本はこれ。
PDF構造解説

PDF構造解説

 「こういう、動きの仕組みから納得すると、解り易いよね!」と云うと夫は「俺は先ずは分からなくても動けば良い」と云いました。だから彼の方が有能な技術者なのだと思いました。『数学的経験』が見つかったら、あわよくば夫が買ってくれないものでしょうかと思いましたが見つかりませんでした。悲しい。『不完全性定理』はありましたが買いませんでした。なかなかストイシズムを感じる装幀でした。
数学的経験

数学的経験

不完全性定理

不完全性定理

 不完全性定理については全くもって知らないのですが、何か私がある朝目覚めた瞬間夫に「にゃんさんの証明した不完全性定理の問題を私に教えて!」と口走ったらしく、私は不完全性定理について何も知らないのにどういう縁があったのか何を寝惚けたのか、要するに単に寝惚けて戯言を云ったという話なのですが一体何だったのでしょう(私は)


 尼崎に帰り、夜の不二家レストランで現代詩とはーーーあーーーー私も詩集を作りたいけれども泉由良は現代詩ではないのではーーーあーーーーで、現代詩って面白いのどうよ? あーーーー。みたいな話をしていました。詩集、作りたいです。とか云いながら帰りに不在配達通知の来ていた、短歌研究3月号を受け取りました。夫は「尼崎短詩会を作ろう」とか云い出したので、あまたんを結成します。尼崎在住は限らないらしい。

 

短歌研究 2017年 03 月号 [雑誌]

短歌研究 2017年 03 月号 [雑誌]


 詩集と云えば、生命誌研究館を入ってすぐ、「蟲愛づる姫君」というテーマで進化を表した展示があり、小倉拓也氏の詩集『火は綺麗』の冒頭の「虫愛づる姫君」の引用と彼の詩を思い出しました。無学ゆえ詩集を作るときに初めて読んだのですが、有名なものなのでしょうね。この古典と進化の体系図が巧みに組み合わさったパネルで面白かったです。館内は撮影出来ないのですが……

 

火は綺麗

火は綺麗


 2階は『エルマーと竜』のジオラマと進化の展示の組み合わせで、こちらも楽しみました。生命誌のバックナンバが貼り出されていて、その特集の年号から、私が前にここに来たのは1994年だと知りました。古代の琥珀の中に虫が閉じ込められていてそこからDNAを取り出したりする研究の展示で楽しかったのですが、1994年っていつだよ……何年前か理解出来ないよ、今になってまた行こうと云い出して、研究館は現存していて、そんな現実に驚嘆しました。驚嘆とはちょっと大袈裟で、要するに引きました。ドン引き!

 

 高槻でやけに綺麗などんぐりが沢山落ちていたので無為に拾い持ち帰りました。車を降りていきなりどんぐりに集中する自分32歳にも軽くドン引き! 高槻は高槻の、北大路は北大路の、百万遍百万遍特有の、そして尼崎は存分に尼崎の空気である、と肌で感じた日でした。
 また生命誌研究館行こっと。