薄荷塔ニッキ

飛び石を渉れない。

Jabberwock

ユメノ銀河 [DVD]

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人のセックスを笑うな [DVD]

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hold me like a friend

ユメノ銀河 [DVD]

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打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? [DVD]

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 『 打ち上げ花火、下から見るか横から見るか?』は泣いてしまう映画ではないのに、初めて観たときエンディングの歌の歌詞

hold me like a friend, kiss me like a friend

 という言葉に突然涙が出たことを思い出します。そう、彼らは友だち。恋人じゃない。そしてまだ小学生。


   
    

the right eye

 鬼というものは結局のところ何のようなものだろう、と時折考えていつも分からない。生物としての実態が分からない。鬼だから生物として連想しようとするのがいけないのかも知れないし、でも天使は大体分かる気がするけれど鬼は分からない。
 例えば心に鬼がいる、とか、鬼のようなひと、という表現がありますが、激怒していて今にも怒鳴りそうな状態なのかな、というくらいしか想像がつかない。絵本などで見るとわらって遊んでいる鬼もいて、単に人間が変形して角が生えているものなのか。それともひとの心を失ったものが鬼なのか。人を喰うのが鬼、ということも聞くことがあります。

(高校生のとき文化祭の演劇で、私の科白のなかに「あんたたちって何なの? 鬼よ、なによ! 軍人なんて最低よっ! 犬っ! 畜生っ!」という文脈がありましたので、満州国の曲馬団の娘役だった私は軍人役の女子を大声で詰りました。迫真です。女子校だったので軍人役も女子です)

 もしかしたら昔の日本人は知っていたことなのかも知れません。霊と天使と神様の話はよく聞きますが、鬼についての詳細はうすらぼんやりしています。
 「鬼の目玉」という昔話が文中にキーワードのように出てくる本が好きです。
 鬼のような慟哭。まあ、そんな気分で過ごしています。(なのでこれが日記です)

ゆきの水、ゆきの夥しい気体、ゆきの液体、火の国、氷結せよ、 また粉々になれ
ゆき(ssss)から、ゆき(nnnn)へ


 『火は綺麗』より。電子書籍版と、単行本がそろそろ在庫が無くなるので、文庫化の作業に入ります。

 

火は綺麗

火は綺麗


 「鬼の目玉」が登場する好きな本はこれです。アンネ・フランクと死者と生者と鬼の目玉と政治と日常を巡る、〝いわれなき憎しみ〟と日本人の少女の日記の本です。と書くと堅そうですが、面白い箇所も多く大好きです。

 

私のアンネ=フランク―直樹とゆう子の物語 (偕成社文庫)

私のアンネ=フランク―直樹とゆう子の物語 (偕成社文庫)


 そういえば高木郁乃の「生きる」という歌にも鬼という語があります。
 私は購入したときからその歌が好きで、でも日々過ごすのはとても厭だったので、手帖に何度か「鬼として生きる」とその頃も書いていました。

 私は生きる 鬼になる 明日はきっと 鬼になる

 人間のままじゃ生きていけない気がするときも多いことは、変わらずあります。

 

生きる

生きる

 

 やさしいだけじゃ生きてゆけない ならばどんなひとが生き抜く?
 わたしは生きる 鬼になる 明日はきっと 鬼になる

 生き抜く、というほどの度胸は無いのですが、生きることの目的は死なずに存在しておくことです。
 (……ただ自傷的なことのひとつとして、頭皮を抉り続けているので、禿げが出来るかも……生きてても……?)

Ghost Soup

 岩井俊二初期作品『Ghost Soup』を自宅で観ました。
 TVドラマ的なものを観るのが本当に久しぶりで、「あ〜TVってこういうテンポよなーそうよねー」っていう感じにぼんやり思っていたのですが、あらすじはハートウォーミングで最後はいとしく、せつないような映画でした。ゴーストスープは、本当にゴーストスープだったんだね。

 

ゴーストスープ [DVD]

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 鈴木蘭々の若〜〜〜〜いときの出演作でもあります。ソバージュのロングヘアの可愛い女の子(「鈴木蘭々のキャラ」ではない普通に可愛い女の子)でした。ソバージュって単語、なんか古い気がしますね。


   

not talented

 私へのエアリプかなと思うので保持。私のtweetも貼れば、まあエアリプだろうなって分かる気がしますが、それに言及する気力が無いので取り敢えずこの発言を保持します。
 文藝活動のブログの方にどうにかきちんと書かなければならないのですが今は疲れています。
 


 ほぼ無償(というより損失)の詩作と組版をさせられていた日表造形社詩誌シリーズ、2冊目(今年作られたもの)の依頼がきたときにさっさと断らなくて悪かったと思っています。あとから悪いひとになるか、最初に悪いひとになるのか多く間違ってしまう。
 共著者の方のなかには好ましい詩や俳句を掲載された方もいらっしゃいますが、つまりそういうひとたちから原稿を取り(無償でもその方々は構わないかも知れないのでそれは不問ですが)事務編集を身勝手に振り回しながら私にさせて本を発行し、自分の所持金やネームヴァリュを上げようとし続ける主催へ反感を抱いています。私は優しくないので。
 エアリプ(?)は下記。上手く云えませんが私なら営業より藝を取ります。私生活を暴露するのは罪だと思うので(それは「営業妨害」でしょう)色々と沈黙を守っていますが、一点、私の仕事のことで嘘を吐かれるのは大変迷惑です。そして私は、迷惑なことがあった日は日記に「迷惑なことがあった」と書く人間です。……全然ちゃんと云えないな……本当に……。何が不快か丁寧に記述した方が良いと思うしこの記事ではごつごつしています……。
 
 や、でもこのtweetも独り善がりだと思うよ、正直なところはね。

oh HP

 

 OHP用紙に初めて印刷をしてみました。透明はやはり美しい……。指紋が付かないように気をつけました。夫に失敗作を渡して「指紋が付いちゃったからあげる」と云ったら、ぺたぺた触って「指紋付く、いっぱい付く!」と喜んでいました。子どもですか。
 しかし、手製本は不器用で粗雑で間抜けな人間(私です)には、物凄いハードルが高いです。思い知っています、なう。

Lost in Conversation

 

 昨年読んだものですが記事を書いていなかったので。
 ちなみに、著者のブログはこちら。文体が好きです。はてなブログですがフォント設定が可愛い……。

 ouki-bouichirou.hatenablog.com

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 楽天koboやiTunessStoreからも電子書籍が買えます。意欲的な作家だと見上げる思いです。