寒い。
明日22日は京都市勧業館みやこめっせで、第一回文学フリマ京都に出店します。
私自身の新刊があるのでよかったらお越しくださいませ。単行本を絶版にしたのち、加筆したので、新刊ということで。下記に貼るのは品切の単行本版ですが、同じ冨田風子氏の装幀画です。綺麗です。
- 作者: 泉由良,冨田風子,荒川浩介
- 出版社/メーカー: 白昼社
- 発売日: 2010/05/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ヤン・シュヴァンクマイエル 「ジャバウォッキー」その他の短編 [DVD]
『 打ち上げ花火、下から見るか横から見るか?』は泣いてしまう映画ではないのに、初めて観たときエンディングの歌の歌詞
hold me like a friend, kiss me like a friend
という言葉に突然涙が出たことを思い出します。そう、彼らは友だち。恋人じゃない。そしてまだ小学生。
鬼というものは結局のところ何のようなものだろう、と時折考えていつも分からない。生物としての実態が分からない。鬼だから生物として連想しようとするのがいけないのかも知れないし、でも天使は大体分かる気がするけれど鬼は分からない。
例えば心に鬼がいる、とか、鬼のようなひと、という表現がありますが、激怒していて今にも怒鳴りそうな状態なのかな、というくらいしか想像がつかない。絵本などで見るとわらって遊んでいる鬼もいて、単に人間が変形して角が生えているものなのか。それともひとの心を失ったものが鬼なのか。人を喰うのが鬼、ということも聞くことがあります。
(高校生のとき文化祭の演劇で、私の科白のなかに「あんたたちって何なの? 鬼よ、なによ! 軍人なんて最低よっ! 犬っ! 畜生っ!」という文脈がありましたので、満州国の曲馬団の娘役だった私は軍人役の女子を大声で詰りました。迫真です。女子校だったので軍人役も女子です)
もしかしたら昔の日本人は知っていたことなのかも知れません。霊と天使と神様の話はよく聞きますが、鬼についての詳細はうすらぼんやりしています。
「鬼の目玉」という昔話が文中にキーワードのように出てくる本が好きです。
鬼のような慟哭。まあ、そんな気分で過ごしています。(なのでこれが日記です)
ゆきの水、ゆきの夥しい気体、ゆきの液体、火の国、氷結せよ、 また粉々になれ
ゆき(ssss)から、ゆき(nnnn)へ
『火は綺麗』より。電子書籍版と、単行本がそろそろ在庫が無くなるので、文庫化の作業に入ります。
「鬼の目玉」が登場する好きな本はこれです。アンネ・フランクと死者と生者と鬼の目玉と政治と日常を巡る、〝いわれなき憎しみ〟と日本人の少女の日記の本です。と書くと堅そうですが、面白い箇所も多く大好きです。
そういえば高木郁乃の「生きる」という歌にも鬼という語があります。
私は購入したときからその歌が好きで、でも日々過ごすのはとても厭だったので、手帖に何度か「鬼として生きる」とその頃も書いていました。
私は生きる 鬼になる 明日はきっと 鬼になる
人間のままじゃ生きていけない気がするときも多いことは、変わらずあります。
やさしいだけじゃ生きてゆけない ならばどんなひとが生き抜く?
わたしは生きる 鬼になる 明日はきっと 鬼になる
生き抜く、というほどの度胸は無いのですが、生きることの目的は死なずに存在しておくことです。
(……ただ自傷的なことのひとつとして、頭皮を抉り続けているので、禿げが出来るかも……生きてても……?)
岩井俊二初期作品『Ghost Soup』を自宅で観ました。
TVドラマ的なものを観るのが本当に久しぶりで、「あ〜TVってこういうテンポよなーそうよねー」っていう感じにぼんやり思っていたのですが、あらすじはハートウォーミングで最後はいとしく、せつないような映画でした。ゴーストスープは、本当にゴーストスープだったんだね。
鈴木蘭々の若〜〜〜〜いときの出演作でもあります。ソバージュのロングヘアの可愛い女の子(「鈴木蘭々のキャラ」ではない普通に可愛い女の子)でした。ソバージュって単語、なんか古い気がしますね。
私へのエアリプかなと思うので保持。私のtweetも貼れば、まあエアリプだろうなって分かる気がしますが、それに言及する気力が無いので取り敢えずこの発言を保持します。
文藝活動のブログの方にどうにかきちんと書かなければならないのですが今は疲れています。
そんなこんな、日表造形社詩誌も、私はあれは詩誌には思えないので、私の詩の部分が読みたい方はまるごと買わないで良いです、ご連絡ください。 #bunfree #ポエイチ
— ゆら (@yuraco) January 11, 2017
言いたい事は沢山沢山あります。事情や納得のいく方法論を模索し、提案しても、無意味な事が充分にわかりましたので、今までお世話になった事を踏まえ、感謝の念を忘れず、ご縁がなかったことを残念な気持ちですが、それぞれの道に邁進出来ればと思いますので、営業の妨害だけは、ご遠慮ください。
— 日表造形社@水面下で活動中 (@hinatazoukeisha) January 12, 2017