薄荷塔ニッキ

飛び石を渉れない。

2020.07.22 - Misasagui

 

水声 (文春文庫)

水声 (文春文庫)

 読了。
 きっとこのふたりは行為に至るのだろうな、と思いながら、でもその考えには囚われずに読んでいて、そして至った部分の文章構成の強さにびっくりした。斯く有りたし。
 家人Cさんに「川上弘美の本が良かった!」と云ったら、醒めたかおで「『センセイの鞄』のあのシーンは要らないと思うから、川上弘美のエロってどうなの」と応えられたので、
『いとしい』を読んでないくせに、『溺レる』を読んでないくせに、だいいち『蛇を踏む』を読んでないくせに、ばーか、と思いました。思ったよね。『真鶴』も読んで欲しい。

 

溺レる (文春文庫)

溺レる (文春文庫)

真鶴 (文春文庫)

真鶴 (文春文庫)

 
蛇を踏む (文春文庫)

蛇を踏む (文春文庫)

いとしい (幻冬舎文庫)

いとしい (幻冬舎文庫)

a worm flies

 

 『中国行きのスロウ・ボート』と、『ねじまき鳥クロニクル』と『1Q84』『海辺のカフカ』『猫を捨てる』を再読しなければならないな、と思いました。『猫を捨てる』は挿絵が多くて薄いのに1200円もする、なんて巷で云われているようですが、希少価値のある文章だと思います。今このとき、今の作家はこの要素を書き記すことに一度は取り組む必要があるし、或る意味使命でもあると思う。

 

中国行きのスロウ・ボート (中公文庫)

中国行きのスロウ・ボート (中公文庫)


        


      

2020.07.02

 通院後、ガストで夕食。お雑炊を食べ、ドリンクバーの烏龍茶(煌?)を沢山のんだ。

 夕食後、自分の原稿をHDDから探そうとしていたら最低な文書ばかりヒットして開いては閉じ開いては閉じ、私はそのひとのことを思い出したくなかった。

 性的だらしなさは憎んでいる。
 別に私に関わりの無いことなら良かったのに。
 

 お酒に酔えない、オーバードーズに慣れ過ぎた身体はふらつきもしない、眠れない、自傷したら辺りが汚れるので、拭き取ったりもする。


2020.06.01 - IL Paradosso

 疫病で閉店していたイルパラドッソ (あまがさきキューズモールのなか)が営業を再開したので家人Cさんとふたりで赴きました。

 カラブレーゼ(半分こ)
 
    

 ボロネーゼのフィトチーネ温泉卵添え

 


 美味でした……(余韻を噛み締める「……」)
 営業頑張って欲しいです。また行きます。