薄荷塔ニッキ

飛び石を渉れない。

2020.07.22 - Misasagui

 

水声 (文春文庫)

水声 (文春文庫)

 読了。
 きっとこのふたりは行為に至るのだろうな、と思いながら、でもその考えには囚われずに読んでいて、そして至った部分の文章構成の強さにびっくりした。斯く有りたし。
 家人Cさんに「川上弘美の本が良かった!」と云ったら、醒めたかおで「『センセイの鞄』のあのシーンは要らないと思うから、川上弘美のエロってどうなの」と応えられたので、
『いとしい』を読んでないくせに、『溺レる』を読んでないくせに、だいいち『蛇を踏む』を読んでないくせに、ばーか、と思いました。思ったよね。『真鶴』も読んで欲しい。

 

溺レる (文春文庫)

溺レる (文春文庫)

真鶴 (文春文庫)

真鶴 (文春文庫)

 
蛇を踏む (文春文庫)

蛇を踏む (文春文庫)

いとしい (幻冬舎文庫)

いとしい (幻冬舎文庫)