薄荷塔ニッキ

飛び石を渉れない。

高村光太郎「智恵子抄」

 泣くもんかと思って読み始めましたが泣いてしまった。所謂お涙頂戴なんてことを毛頭にもなく書かれた文学作品が、結果涙を誘う程の真摯な愛と哀を秘めているとき、簡単に泣いている自分が安っぽくて厭で厭で堪りません。考え過ぎとか素直じゃないとか云って下さるひとも居るけれど、私は厭なのです。

 kindle版を上に貼りましたが、青空文庫iPhoneアプリで読みました。どちらも零円で読めるので、関心を持たれた方は是非。感想などの詳細はまた後ほど。書きます。書けるよう頑張ります……。