薄荷塔ニッキ

飛び石を渉れない。

拙僧の夢と目覚め

 目が覚めたので(2時間しか寝てないぞ〜おいおい、だよ〜)といつものぶつくさを心中呟きながらシャワーを浴びました。寝汗で酷く心地悪かったのです。贅沢な所行ではあると思います。私は文化的に気が小さいので贅沢かも?? と思うと躊躇することが多いです。その割に我が儘なので筋が通りません。

 贅沢だか文化的だかは兎も角、今の住居はユニットバス的な作りなので、家人Cさんが目覚めて洗面台を使いたくなっても私はシャワーを浴びているのだどうしたら良いのか、と焦りながら髪を洗いました。髪は随分と伸びたのですが焦ればなんとかなる、と思いました。なんとかなる、みたいな言葉が一休和尚の遺言だったらしいです。あと、「死にとうない」と和尚は仰ったと聞いています。大人物ですよね。


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 果たして、髪を拭いて居間に出ると目覚めたCさんが自分で焼いたトーストを食べていたのですが、特に急いで洗面所を使いたいわけではなさそうだったのでまあセーフだったかしら、と思いました。

 珈琲作ってあげなくてごめんね、と云って(私はそういう低レヴェルなところだけ献身的なので)自分のインスタント珈琲を作りながらも何故だか欠伸が止まらないので、「ねえ、どうして寝起きに眠いんだろう? 眠りを充塡した最高の瞬間が眠いって何故だろう? 何だかおかしくないかな?」とCさんに訊ねましたが、Cさんは目覚めたあと数時間は記憶が無いほど寝起きが悪いひとなのでぼんやりとして答えてくれませんでした。しかし私としては自分で問いを立てたくせに、なかなか不思議なこったと思い考え続けました。第一に私は24時間できちんと眠くなったり疲れた身体を休めて回復させたりする生活から離れ過ぎていてもうそういうターンで動くことが今は出来ません。いっぱい疲れたは眠りに落ちてゆくし、あまり疲れていないなら零時を過ぎてもすることはある、そんなことに慣れてしまった。それが人間的かどうかは分からない。生物的かどうかと問われたら違うのかも知れない。


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 眠いのは怖い、とtwitterに書いたら、意外な方からレスポンスを頂いてびっくりしました。意外ですが尊敬しているので名前は書かないんだよ。

 しかし、眠いという状態に私は恐怖してなりません。困るよね。船便で今の家に送って貰った荷物が34箱届いたので、開封頑張ります。