薄荷塔ニッキ

飛び石を渉れない。

鶴田謙二『冒険エレキテ島(1)』


 鶴田謙二先生の描く飛行機乗りで船乗りの女の子は、本当に瑞々しくて眩しい。勇敢なのにきっちり可愛い「みくら」が、幻の「エレキテ島」を探す冒険物語。“冒険”という言葉に縁が薄い自分でもとても楽しかったです。2巻がKindle化されたらまた購入しましょう。
 何と云ったも沁み入ったのは、無言の頁が多いこと。言葉、つまり吹き出しもモノローグも無い頁が連なり、それでもみくらちゃんの想いはせつせつと読み取れる。素敵でした。

 本の話とは別ですが、KIndle Cloud Readerを使用して読みました。Macのデスクトップで読めるわけです。捗りました。