薄荷塔ニッキ

飛び石を渉れない。

梅田阿比『クジラの子らは砂上に歌う(1)』

 たぶん結構前に秋山真琴さん id:sindentweetしていらっしゃって購入したものだと思います。漫画なので昨日と同じく、Kindle Cloud Readerで読みました。iMacで読むので細かく綺麗な絵や登場人物の表情がよく見えて良いです。お話は……これから始まり、という感じでしょうか。現在3巻まで出ています。ちょっと中性的な容姿の主人公が可愛い。

「人の死にいちいち思いを寄せていたらあたしたち“印”は穏やかに生きていけない」
「…うん」


「人の感情は世界を滅ぼすから/必要のないものだから」


 ところでこの漫画の最初の方に「ハイパーグラフィア(過書の病)」という単語が出てくる。この単語は昨日TwitterのTLで、詩人の方がリンクを貼っていた先にあった【取りつかれたように文章を書きまくる「ハイパーグラフィア」がよくわかる実例】で知った言葉で(記事先がデッドリンクになるんじゃないかと心配ですが一応これ、生涯で初めて知った単語が何故翌日読んだ漫画に出てくるのか、そういう偶然みたいなものって何なのかとても不思議で妙に納得出来ることも多く、奇妙なことです。