薄荷塔ニッキ

飛び石を渉れない。

ねむい

 少し疲れている。郵便局で、この送り状を書くようにと云われた紙を摑んで台に向かうと突っ伏して眠ってしまいたくなった。でもこんなところで突っ伏したら何か云われるかもしかしたら心配を掛けてしまうかも知れないし、何よりそのうえ私は言葉が殆ど通じない。送り状をようよう書いて、食べ物で眠気を誤魔化そうとハンバーガのようなものとハッシュドポテトとフライドポテトをお店で注文して眠りながら食べた。どれくらい時間を掛けてしまったのか、気付くと店はお終いにして椅子と卓がほぼ片付けられていて、ぐじゃぐじゃとハンバーガを握って逃げるように店から出た。セブンイレブンの前にあったベンチに座って眠り込んで、目が覚めたら15時だった。現実逃避が眠気を呼び寄せる。ふと気付いて自宅に向かいながら、そのへんのアスファルトで一旦座って休みたい(眠りたい?)という思いを押し退ける。なんだか分からないけれどしんどい、私には出来ない、私には、出来ない。眠い。少し疲れているだけの筈だ。