野坂昭如が亡くなる。
ざわめくtwitterのTLのなかで、下記の写真が流れてきたので、捕獲した。なんて美しいキスシーンだろう。目が釘付けになった。即ふぁぼとはこれであるし即公式リツイートしたし、男性同士の接吻を公式RTする私に引いたひとがいたとしたらそれは踏み絵である。冬の方が多く訃報を聞くような気がするのは思い込みなのかな。『火垂るの墓』の小説自体も兎も角、文体があまりにもあまりにも衝撃で、文章表現法のひとだとも思う。また、子どもの頃は火垂るの墓の著者としてしんみりした存在に思っていたが、前に「徹子の部屋」で、おじさん3人で歌っていた(踊っていた?)ので、あ、愉快なひとでもあるんだ、と少し驚いた記憶もある。そりゃあ悲しい体験や小説があったとして、一生しんみりするのが人間だということは無いので当たり前だったかも知れない。何か、変な云い樣ですが、私も一生を送ってみたいです、ご冥福を。
しかしこの手も腕も頸の傾け具合も完璧なキス。嘆息。
追悼・野坂昭如…大島渚と殴り合ったり、とんねるず石橋を殴ったりと暴力的な逸話ばかり出てくるが、愛の人・野坂の側面も。稲垣足穂と公然キスしてました! pic.twitter.com/TjH3ccAmdO
— 中森明夫 (@a_i_jp) December 10, 2015