薄荷塔ニッキ

飛び石を渉れない。

映画館

 塚口サンサン劇場に行ってきました。
 ちなみにCさんと一緒に自転車で出掛けましたが、「映画は独りで観たい」と勝手に希望して遠く離れた座席を指定席で購入しました。

  • ゴジラ』(1954)デジタルリマスター版

 旧い映画独特の分かり易さとテンポがあって面白かったです。モノクロなところも、なんというか、色彩という余計な情報を見取らなくて良くてすっきり。特撮のゴジラは如何にも特撮で可愛いし、最後の博士は格好良かった。
 観終わって一緒に行ったCさんに「軽い感じで面白かったね!」と云ったら、Cさんは重々しさを感じてショックを受けていたことが後で発覚しました。モノクロ映画ってだけでびびってしまうらしく、しょうがないね!

 水爆についての言及が何度かありましたが、というより世界が凶悪兵器を手にしたら、というのが強いテーマだったと思いますが、「やっと長崎の水爆を逃れてきた」女性や、「やーまた疎開か、この前疎開したばかりなのに」という科白があって、戦後すぐなんだな、という感じがしみじみしました。
 しかし旧い映画は混み入った(凝った)動きが少なくて軽快ですね。
 終わったあとは場内が拍手に溢れました。色々、良かったです。

 

 『ゴジラ』でショックを受けたCさんは『キングコング対ゴジラ』へ。私は、「ゴリラー……別に観たく無いー……」とあてが外れてしょんぼり。キングギドラだと勘違いしていたのですよね。
 というわけで私はこちらは観ませんでした。Cさんは「キングコングがウホウホ云っててすごいエンタメだった」と終わったあとご機嫌でした。こちらも終わると拍手が起こったそうです。終演後、拍手が溢れる映画館って良いですよね。

 

   

 

 というわけで、Cさんがキングコングを観ているあいだ、R15の蒼井優主演映画の方に入った私でした。
 えっと……吃驚しました。原作を読んでいないのですが、冒頭から極関西弁でいちゃもんを付けている蒼井優にびびったし、阿部サダヲが「これは俳優さんなのか?」と思うほどなんつうか、ばっちい。ばっちいよう。
 うん……凄い話でした。色々全員凄いあかん感じなんですけど、ちゃんと終わってよかった。駄目女とゲスい男と厭味ったらしい男と最低な過去の男がちゃんと終わってよかった……(本当に安堵している様子)
 至極至極関西弁で、神戸あたりが舞台らしく、西宮警察も出てくるのですが、つまり悪どく印象の悪い感じの関西弁で、ひえーと思っていたのですが、いや、私が映画を観ているここは尼崎や、アマやで、この場所だってこんな関西弁が飛び交う場所やで、と思うとなんだか身に沁みました。

「濃かった……」と呆然としながら劇場を出てきた私を待っていたCさんは「濃い映画ばっかり観ている湯さんがそんなかおするってどんなんだ」と呆気に取られていました。……私は濃い映画はよく観るけどばっちい映画はあまり観ていなかったんですよ……。蒼井優は少女女優から、女優になったなあと思いました。R15ですがエロシーンがどうこういうよりもう全体的に濃かったです。

 

 勿論(?)こちらは終演後の拍手も無く、明かりが点くと、映画好きサブカル女子大生感のある女の子がふたりと、映画好きなのか分からないおじいさんなどがよいこらしょと立ち上がったりしていました。


 映画館で貰ったマクドナルドのクーポンを使って、塚口駅北側のマクドナルドでハンバーガを食べて帰宅しました。
 また行きたいな、と思ったけれど、またCさんと行ったとしたら、また別々の遠く離れた席に座ると思います、笑。映画は独りで観たい。


    

healthy&wording

 青い光を見て死にたいだのチェルノブイリに入りたいだの云っていたら、ちゃっかり夜中に鬱を拗らせて薬を大量に飲んで、翌朝居間で倒れているのを家人に発見され、そして夕刻まで夢もみずに寝ていました。年始早々何をしているんだ……Cさんごめん……(でもCさん慣れてる感ある……)*1

 Cさんも私も、お正月休みはコードを打ってwebを作ったり電子書籍を作ったりして過ごす予定です。ナードでハード。ナードだからスライスチーズだけを食べたい。ナードだから二次元のものしか食べないの。

 マイクロサーフス


 wordpressを戯れにいじっているのですが、通常のHTML書類を書いた方がずっと早いし楽しいよなあ、と思っています。
 一旦wordpressで押さえてから、似ているデザインを自分のエディタで作り直すか……

 あ、でも見てくださいこのweb。(っていうオチ)

 20180104101843
 △Click!!!!


 しかし教本買っちゃったんです。マメジだから。少しはいじり倒すしかありません。

 [asin:4798143774:image]

     
   
    
     

*1:本当にCさんは私が不穏になっても声が出なくなっても奇行をとってもぶっ倒れていても昏睡し続けていても、いつものことだという感じがあって、もしもそのまま意識が戻らず私が死んだら、同居しているCさんは世間から責任を問われるのではないかと他人事ながら(いや自分のことですが)心配です。本当に悪いことしてる。

Čerenkov radiation

終末より永遠をおそれる君に青く聖別のチェレンコフ光(松野志保)

              『率 Free Paper COLLECTION 2012-2014』より

 
チェレンコフ光って、いいね」
 と、偶然この短歌を見せた私に家人Cさんが云い、「チェレンコフ光って何?」と私は訊いて暫く問答したあと、「私チェルノブイリに行きたい。禁止区域だって入れるんでしょう。光を見て死にたい」
 と、云うと、Cさんは、「俺はまだ死にたくないし。おゆらが死ぬのも厭だし」と云った。
 悪いことを云ったと思った。気持ちは変えられないのだけれど。象の足だの何だの知っているくせに淡々と(見える)ように過ごしているCさんは謎だ。


 死にたい、なんて、悪いことを云ったと思って、打ち拉がれて、早寝する(私より5時間は早い)Cさんの横で、もう寝ようとしている。
 何故青いのだろう。何故青は私にとってこんなにも美しいのだろう。

 懐かしい防人の歌のメロディに合わせ 父の死をうたいながら
 私はチェルノブイリのゲートを越えてゆきます。
 5日後にオープンするはずだった遊園地で遊ぶ子どもたちが笑っています。泣いています。思い思いの顔をしています。彼らの目線の方向を辿るとあの日の様子が、まるで体験したことのように、瞼に焼き付きました。

(そにっくなーす)

 H29.3.11「ことばが死ななかったよる」/そにっくなーす - YouTube


 今日は本棚をぶらついていて、短歌誌を偶然手に取っただけなのだが、それはそうと、私は『率』は好きだ。新刊が読みたい。


 




 2018年「おうちに帰りたい読書」の2冊目はこの本。

 

自殺 (文春文庫)

自殺 (文春文庫)


     


    
     

Schluff

 読み初め。

 

二十歳の原点 (新潮文庫)

二十歳の原点 (新潮文庫)


 帰りたい、と思ってしまう。特に年の境目、ふし目だったから。
 懐かしく大切な書籍に戻っていけば、「おかえり」と云われずとも心は安まり、高まり、愛を感じ、呼吸が出来る。

旅に出よう
テントとシュラフの入ったザックをしょい
ポケットには一箱の煙草と笛をもち
旅に出よう

*1



 何故中学校1年生の学級文庫に、かなり読み込まれたこの本があったのだろうか。13歳の子どもたちに、担任の先生は読ませたかったのだろうか。ただ、私は、友だちが出来ずに孤独だった1学期の4月に『二十歳の原点』を読んだ。
 帰りたい。何処へ。実家ではない。宇部ではない。京都ではない。記憶へ。
 新しい本へ踏み出さない臆病者で、迎えてくれる読書に耽る。2日未明、湯船。帰りたい。帰りたい。帰る場所が欲しい。何処か帰る場所が欲しい。私の手帖でも、小説を書いている原稿用紙でも、MacBookでも、──最も必要とするのは、そこを〝帰り場所〟だと思う心持ちなのだ、と、平静にblogを書くと、それは、解るのだけれど。
 2018年。帰りたい、と思う読書で明ける。帰る場所が無いんだ。それだけは高野悦子さんも、同じように思っていたのではないだろうか。


 


 飲酒を控え(喫煙はしないので)ジンジャエールを立て続けにのんだ。この写真の翠の光はそれ。綺羅綺羅と──まったく、きみは硝子が好きだね──。

 16歳の高校生の遠足、「いずみちゃんは20歳にならずに死にそう。永遠の少女だから。って、ピストルで、バァーン!」ひとりの友だちが云って、みんなわぁと笑ったので私もけらけら笑った。もう32歳にもなれましたよ。あの頃の子、ひとりは19で死んだよ。


 中学1年、学級文庫を設置してくれた先生は、『二十歳の原点』やら何やらに並べて『ネズミくんのチョッキ』シリーズも書棚に置いていらっしゃった。まったくチャーミングな方なのだ。今は、中高の(一貫校なので)教頭先生になっていらっしゃる。「自分の担任クラスが持てないことがさびしいです」と年賀状だかメールだかに書いてくれていた。あのひとは私のお母さんだ。

 ねずみくんのチョッキ (ねずみくんの小さな絵本) また!ねずみくんのチョッキ (ねずみくんの絵本 3)l] またまた!ねずみくんのチョッキ (ねずみくんの絵本 7)


   

   
    
 
  

*1:ちなみに読書をするとこの死を絶筆に自死へ向かったかのように読めるが、この詩から鉄道自殺までには2日間、書かれていない時間がある

2017.12.29 - Buchladen

 Cさんの仕事納め。私も何とか年内最後の入稿。
 夕刻ふたりで淳久堂へ。

 廻廊にて (P+D BOOKS)l] 夢見る少年の昼と夜 (P+D BOOKS) うたかたエマノン (徳間文庫)


 レスポンシブ・ウェブデザイン標準ガイド あらゆるデバイスに対応するウェブデザインの手法 WordPress Web開発逆引きレシピ WordPress4.x/PHP7対応

 レスポンシブデザインの本は確認せずに買ったら2012年発行のもので、情報が古いので失敗したな、と思いましたが、読んでいると基礎的なことは把み易いかな、と思いました。wordpressはサーバのなかで趣味でいじっているので。相変わらず、TeX関連書籍を探そうとしたら笑っちゃうくらい書籍が少なかったです。フォーラムへ行けってことかな……

 尼崎の方に帰ってきて、ガストで夕食にしました。


    

2017.12.24 Sontag - Party

 クリスマス会、というか忘年会です。
 いけがみさんが夜にきてくださって、Cさんと3人で食事をしました。尼崎はお刺身が旨く、安い。というわけで例年は鍋だったのですが今年はお刺身で呑みました。いけがみさんとCさんがふたりでビールのロング缶を8本空けて、刺身を三人で倒し(食べ尽くし、と云いたい表現)私はブランデーを殆ど2本空け、談笑し爽快な好い夜でした。8本並んだロング缶ビールの空き缶が清々しい。
 そう云えば初めてブロックで買ったお刺身を切りました。(これは卸すとは云わないですよね?)買い物に行ったらめぼしい切り分けたお造りが無かったからなのですが、大きな塊のお刺身を肉厚に切っても安くて豪華で良いものですね。

 クリスマスなので、Cさんの友人がやっているガトーショコラ専門店のケーキも食べました。宇治のCHOCO de NINMARIというお店です。宇治に行ったら寄ってね。

 ツリーは台灣っぽく、旧正月まで飾っておく模様。