薄荷塔ニッキ

飛び石を渉れない。

2018.05.12

 不二家レストランに行った。不二家レストランは──特に週末は──お誕生日を迎えるひと、子どもで溢れている。何十分かにいちど、「本日ご来店の〜〜くんが、〜歳のお誕生日をお迎えになりました。ご来店の皆さまも、あたたかい拍手でお祝いください。〜〜くん、おめでとう」という放送が静かに流れ、〜〜くんの席では店員さんが参加したお祝いがおこなわれている。
 家人Cさんが食事をしながら、「ここは幸せでいいね。お誕生日に溢れている」と云った。私は冗談に、「本日ご来店の、にゃんしーくんが、36歳のお誕生日をお迎えになりました。にゃんしーくん、おめでとう」と云って、「誕生日にここに来る?」と云ったら、否定したけれどまんざら冗談でもないようだった。

 不二家レストランではホワイトソースが美味しすぎてグラタンばかり食べてしまう。Cさんのとった食事はホイル焼きのなかにハンバーグとステーキが両方入っていて、なんだかとても羨ましいようになってしまったのだけれど、私はこのグラタンのホワイトソースの美味しさのことばかり考えてしまう。

 

2018.05.06

 第二十六回文学フリマ東京で本を売ってきました。相変わらずブース写真は撮らない。

 

 『soyogui, その関連』または『ウソツキムスメ』『ミルチリカル』『すな子へ』をコンプリートしたひとしか買えないという謎の高飛車商売、『vodka,その周辺 limited.』(売り切れました)ありがとうございました。

ウソツキムスメ

ウソツキムスメ

ミルチリカル

ミルチリカル

すな子へ

すな子へ

 文フリ後は或るお嬢さんと食事をしてワインをのんでお話をして、21時半にそのお店は追い出されてしまったので、マクドナルドに入って深夜までお話をしました。浜松町って日曜はこんなに早くお店が仕舞うんですね。品川でも早々に出されてしまったことがあるし、来る度に思います。有意義以上の有意義なお話の時間で素晴らしかったです。来た甲斐があったよ! ねえ、貴女と逢えて良かったよ!!! LINEを交わしていて、おかおを見て話すのは初めての方でした。

    

2018.04.25

 今週に入ってずっと具合が悪い。頭上の暗雲が目の高さまで下りてきているかのようだ。

それは普段は怖くないただのもやもやだけれど、あるとき気付いたら背後から私に覆い被さってしまうの。時折。前触れは無いしどうしようもないの。

 食事の量を減らし、アイスクリームを止め、ワインはのむ。豆乳と、Cさんが導入を決めた飲むヨーグルトものむ。豆乳は1日2杯(本当は大好きなあじではない。お豆腐がそもそも好きではないので)睡眠も薬も、まあ飲酒も少し、滅茶苦茶ななかで、プライドは内臓の健康ではなく肌荒れと体重に関わっている。体重を減らしたくて堪らないのに停滞している今、かおの肌も荒れ過ぎたら何故そんなことが耐え難いと思うのか分からないけれど耐え難い。無意識に苛々しているとき、爪でかおを傷つけ引っ掻く癖があるのが悪い。
 明日はお給料日ですね。
 今月中に納品する画、納得ゆかず描き直しを申し出たので手を付けなければならないので画材を出さないと。


 


     

Erdbeeren!!

 昨日実家で帰りに分けて貰ったいちごを、夜Cさんと半分ずつ食べた。Cさんの方に渡した小鉢は写真のようなことになっていた。Cさんはファンシィだと思う。Cさんが運転する車も、見た目がファンシィだ。昨日うえの弟が「かわええな」と云っていた。

 


 あまり具合が芳しくないので世界が鬱陶しい。いちごはとても甘かったけれど。

 



     

Kyoto

 京都に所用諸々で帰る。Cさんと一緒に先ずハーバーカフェに入ってひとと待ち合わせ、制作の関係で作業をして貰う。
 
 ハーバーカフェで昼食の為にシーザーサラダを頼んだら数人分の量だったので白目を剥くパタン。シーザーサラダにありがちなことだと思うのによく起きる。でもシーザーサラダは好き……。

  *


 のち、私の実家へ。カフェを出たら丁度弟夫婦と姪が歩いてきて出合い、実家では弟ふたり、義妹、Cさん、私、ときょうだいが揃う。弟夫婦の子どもであるところの姪と甥もいて、我々の両親と、母方の祖母と、父方の叔母、と集合。末弟が仕事で引っ越すのでお見送りの会合。しょっちゅうは逢えない場所へ引っ越すので少々大々的に。
 甥と姪に久々に合ったら、小学校入学、幼稚園入園、とのことで、随分おおきくなっていた。姪にリボンやキラキラしたビーズの付いた髪ゴムを、甥にトミカふたつを渡す。

 トミカ No.37 ミニ ジョン・クーパー・ワークス (箱)
 トミカ No.33 フォルクスワーゲン ザ・ビートル (箱)

(次回もトミカを渡す為に何をあげたか、車種を記録)



 ビールとノンアルコール飲料しか無いだろうと予想していたのが的中していたので、うえの弟と一緒に私ののみものを買いにゆく(私はアルコールを欲するけれどビールはのめない)。うえの弟はなかなかの常識人みたいな発言ばかりするので可笑しいと思う。トミカをあげたことを「すいませんねえ」などと云う。社会人みたいだ。社会人である。ワインとサングリアを買って貰って弟がミネラルウォータやらチューハイやら全部重そうなものを持ってくれた。

 宅配のお寿司で乾杯。甥と姪はあまり沢山お寿司など食べられない為、すぐ遊びたがるモードに。その前に甥がお寿司に胡瓜が入っていないことを嬉しそうに指摘して、私が「胡瓜嫌いなの? 私も嫌いー」と云ったら、偏食のおとななど普段見ないのだろう、変に目をくるくるさせた嬉しそうな表情をした。
 甥と姪はかくれんぼを始めて、ワインをのんでいた私はいつの間にか参加していることになり、「隠れるからね! 20秒ね!」「隠れてね! 探すからね!」と云われるが侭に隠れていたら末弟に「姉、本気で隠れてる」と呆れがちな声でぼそっと云われた。だって……。他のおとなたちも「狭い家でも隠れられるのねえ」「子どもは隠れるわねえ」と暢気に云っていた。私は真剣かくれんぼの渦中。

 その後、ドライヴァなのでアルコールをのまなかったCさんがおもに甥と姪の遊び相手に。子ども、アクティヴだな……と思う。いちども泣いたりしなかったのでやっぱりおおきくなった。食後に叔母が持ってきてくれたいちご、「リカも大好きさがほのか」果物は自宅で食べないので嬉しい。弟の提案で坊主めくりをしたあと(私の実家のひとはつくづく百人一首坊主めくりが好きだ)甥がどうしても挟み将棋の相手を要求するので一戦だけ付き合った。挟み将棋のルールで、碁石を並べて遊ぶヴァージョン。私はボードゲームとか駒ゲームはしない主義なのだけれど、まあ。そして本気で勝負して倒した。将棋やら碁なんて子ども相手でも本気ですよ。甥の挟み将棋は、「好きなところに碁石を出して良い」という理不尽なルールが有り、好きな場所に置いて石を挟んだら簡単じゃないかなんだそれは……(だが勝つ)。

 夜。4月あたまに入園した姪が、幼稚園に毎日通うということを把握しておらず、日曜の夜であるそのとき「ええっ! あしたも行くの!?」と声を上げていた。勤め人であるところの末弟が「おとなになってもずっと毎日通う場所があるんだよ……」みたいな哀愁を漂わせていた。

 祖母は祖母宅に帰り、父は仕事に出掛け(よほど忙しいのか心配)弟一家は子どもを連れて帰宅し、末弟・叔母・Cさんと私・母で珈琲をのみ、フルーツパーラークリケットのオレンジゼリーを食べた。うちは何かというとクリケットのゼリーが出る。
 Cさんの車で、叔母と末弟を送って貰い、その後尼崎に帰った。Cさんは義理の甥・姪とたっぷり遊んでくれたり、私の実家で過ごしてくれたり、本当に、感謝。私は自分の叔母のことがちいさな頃から大好きなので、Cさんが叔母のことを好ましそうに云ってくれるととても嬉しい。私も姪にとって良い親戚の存在で居たいなあと思う。
 Cさんは「湯さんには(甥と姪にとって)果苗ちゃんみたいなおねえさんで居て欲しいな」と云う。
 「果苗ちゃん」とは私の書いた『ミルチリカル』という短篇集に登場する姪と叔母の短篇の叔母の名前だ。

 

ミルチリカル (白昼社)

ミルチリカル (白昼社)

ミルチリカル

ミルチリカル


 いつもしっかりしていて(ついでに云うととても美人である)きちんきちんと物事をこなす義妹にサングリアを分けてあげたら存外美味しいと喜ぶので、瓶を渡して「残りは持って帰っちゃいなよ」と云うと悪戯っぽい笑顔で喜んでくれた。私は義妹のこともとても可愛いと思っていて大好きだ。変人な義姉夫婦で申し訳ないなあとは思うけれど、義妹もその子どもたちもとてもいとしい。

 


Link:
  
 Harbor Cafe
 京都のフルーツパーラー クリケットゼリー