薄荷塔ニッキ

飛び石を渉れない。

『キャンディと王様第0章』

 全3巻という合計1000頁以上という、にゃんしー著『キャンディと王様』のお試し読み♪ として、外伝と第1巻から一部抜き出した電子書籍を作りました。

 

 イヴェントの際は無料冊子として配布しているので、Kindleもゼロ円にしたかったのですが、目下のやり方では出来ないようです(隙間社さんがtwitterで教えて下さいました、ありがとうございます)なんか、キャッシュバックとか出来たら良いんですけど、分からないですね……それくらいに、兎にも角にもここから『キャンディと王様』本篇に関心を持って頂けたら、という野心(?)で出来ている本なので、是非どうぞ。紙冊子版が良いがぬイヴェントには行かぬ! という方はご連絡下さい。何かどうにかします、たぶん。

 ちなみに、前回の『文学フリマガイドブック』に掲載して頂いた際、スペースの関係で一部分になっていた引用部分は下記。部室でゲームをしているヒロイン、乙彼若菜がキレて叫んだ科白。

「花、ポテチ食いすぎ! 佐々木、恋バナうざい! 青春、歌うな下手くそ! 東出、勉強なら家でやれ! 水樹、キャプテンでしょ、どこ行ってたのよ、自覚持ってよ! 遠藤!」
乙彼は遠藤の顔を睨むとしばらく黙り、目線を胸元に変えてこう叫んだ。
「……胸でかすぎなのよ、この爆乳! みんなのせいで、キノピオがショートカットし損ねたじゃんっ!」

 こんな子たちの女子草野球小説です。編集が云うのも変ですが良い本ですよ。