薄荷塔ニッキ

飛び石を渉れない。

五山の送り火

 20160817002108

 実家から写真が送られてきました。送り火の始まる前の夕刻には激しい夕立が降るのは毎年のことのように思いますが、今年は五山の送り火が始まってからもずっと豪雨が降っていたそうです。

 仏教徒ではないのでそれに類した感慨はありませんが、長く続いた伝統なのだな、と。それから、子どもの頃送り火の日は幼馴染とはしゃいで、送り火が終わったあとも興奮冷めやらずそのまま公園に花火をしに出掛けたことなど、思いでに浸ります。大学生だった頃は、自分の家から五山のうちみっつほどがよく見える場所に居たので、同じ大学のひとたちと集まって、ココイチのデリバリーを取って、見物したりしました。あれは刹那的でいとおしい青春だった。