薄荷塔ニッキ

飛び石を渉れない。

 そう云えば、『リップヴァンウィンクルの花嫁』のなかで、真白は優しさや幸せがおおきくなると怖くなるのでお金に換えてしまうAV女優という役柄で、それはYEN TOWNの少女あげはの心に似ていたし、万札の束を重ねる綾野剛演ずるアムロ氏の姿に『スワロウテイル』のイェンタウンを想起した。創るものなんてずっと変わらないタイプの作家というものがあるかも知れない。