2011-11-12 心平忌 断片抄 11月12日は、詩人草野心平の命日で、心平忌といわれている日。 「春のうた」 ほっ うれしいな ほっ まぶしいな みずは つるつる かぜは そよそよ ケルルン クック ああ いいにおいだ 小学生のときに習った草野心平の詩は、太陽の匂いがしてあたたかかった。そして蛙がいっぱい出てきた。所謂、蛙詩人草野心平、である。 今読み返して、「みずは つるつる」という表現のところが一番恰好いいな、と思った。「水はつるつる」って、あまり書けない描写だ。素敵。