土曜日くらいから寝込んでいた。
深い眠りに落ちるわけではなく、半覚醒のように幻覚のなかぜーぜー息をしていた。兎に角眠剤をのまなければ、私は眠剤をのまないからこんな半分の睡眠しか摂れないんだ。と、考えながら、そういうときにあたまに浮かぶのはいつも数式だ。どうかしている。ちょっとだけ齧っているプログラミングコードも浮かぶ。どうかしている。中学の頃は因数分解の式が繰り返されていた。念仏のようにしつこく(というのは念仏に失礼である)。
呻きながら、冷房を入れて、眠剤をあるだけのんだ。
翌朝6時半に目覚めた。
11月4日って何かの日だ。まあ、大抵の日は何かの日だ。