薄荷塔ニッキ

飛び石を渉れない。

アナログログログその2

20110829

 本当はこの題名のように文房具のことを書こうとしていたのに、前回は辞典のことをメモしていたら、なんだか長くなってしまったのでした。

 土曜……というか日曜の明け方か、そのとき原稿用紙を出してきて依頼を頂戴していました小説を書いたのです。10枚まで、というご達しがあったので、それはワードカウントで400文字×10枚ですか、それともスペースや空白を含む原稿用紙10枚という意味でしょうかとお問い合わせをしてみたら、後者だったのでなんとなく、そうしました。なんとなくいきなり原稿用紙を出せるところが、自分としてはちょっとモノカーキーみたいな気がします(うそ)。それから、シャープペンシルでは、ばあーっと書くのに適していないとすぐに分かって、鉛筆に切り替えました。原稿用紙に鉛筆って、まるで小学生じゃないの。

 原稿用紙って、意外と、凄いのね、と書き終えた後、見直しをしながら感心しました。この行間の隙き間の存在が、推敲するのにとても適しているし、上下の余白もまた然り。それから、わたしの使ったのは緑色の罫線のものでしたが、この緑色が、視界の邪魔には微塵もならないのです。文具製品の会社の方々なんだか物凄く厳選した色なのではないかと思いました。茶色っぽい罫線のもありますね。あれも悪くないです。でも詩を書くのは適さないかも。小説の場合は良い感じでした。

 しかし軽くトラップに引っかかったのは、わたしが使っていたのはルーズリーフの原稿用紙だったのですが、つまり表裏の両方に罫線が引いてあるのです。お蔭で、(今で3枚くらいの量?)みたいな気分で見直したら、裏表とも書いていたので6枚ぢゃん!!! ということに気付き、残りは4枚で収めるのだよ! と不意を突かれました。単なる注意不足である。

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 次回文学フリマ(11月3日)には出店しませんが、この原稿は駄目出しされてもう全部要らないです駄作め! とか云われない限り(云われないことを祈る!)文フリ会場にゆく筈ですので、また後々、告知を書きますね。んじゃ。