セックスを超えるオナニーで
デッサンを凌ぐ塗り絵で
具象より明らかな抽象で
プロフェッショナルを圧倒するアマチュアリズムで
撃て。
「きみ(能動的3年間)」現代詩フォーラムより
界隈では色んなところで名前が出たと思いますが、不可思議/wonderboyくんの命日でした。上記に引用した詩の最初に入っている言葉に「衝動的洗脳だけども3年経ったら早くも懐メロ」 という部分があって、CDを買った当初、その部分の云い方が恰好良くて自分もひとりで何度も練習していたのですが、3年くらいじゃ彼の曲も彼も懐メロではないね、と思って過ごしました。一度ライヴ(というかSWS)を観ただけなのですが、そのときは審査員を務めさせて頂いていたので、手元にメモが残っています。
見た目にそぐわないほどのタフネス 見た目を裏切らない誠実な言葉
本人に口で云えば良かった、なんてひとの死後に思うのはいけないことなのでしょう。恐らく。
沁沁とかなしいことは少しぼんやりしてあたたかいです。RIPは、Return is Possible. だと思う。カフェオレ飲むから! やめないから!やめないぜ! って、この部分、彼の曲の真似ですけれど、私もやめないぜ!
(真似とかしているけれど、最近気持ちがふらつくのであまり音源を聴けません。また聴くときになったら聴くよ!)
- アーティスト: 三角みづ紀,鈴木陽一レモン,Enya-Sang,イシダユーリ,大島建夫,ともちゃん9さい,span,ジュテーム北村,ぬくみりゑ,猫道(猫道一家),不可思議/wonderboy
- 出版社/メーカー: Sakkaku Records 販売:密林社
- 発売日: 2012/09/02
- メディア: CD
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LINK blog 不可思議譚
……すごい、気持ちに仕舞い込んでいることがあって憎々しいくらいに思っていることがあって、でもこれを云ったら周りのひとたちだけが心を傷めて私が的にしたいひとには伝わらないだろうし、畳みます。クリックしたら開いちゃうようなものを畳みますって云っても卑怯なだけですね。
彼が亡くなったあとに何度も何度も彼の曲をリミックスしてはCDの発売を重ねるLHW?というレーベルが大嫌いです。汚いじゃん? 汚くない? 「アーティストの遺志を伝えてゆく」ってこういうことじゃないと思う。最低だと思う。同じリリックなんだから、生前だって同じだけの素晴らしさがあったのだから。死んでしまってから、才能があった素晴らしかったって云い立てるくらいなら、生前にちゃんとwebだって作れば良かったじゃないか、レーベルなら。私は何かが腐っていくような気がしてしまっています。LOW HIGH WHO?というレーベルのParanelというひとが許容出来なくて、みらいレコーズの音源を無断使用して販売していたのにdaokoさんの音源がネットにアップロードされたことに制裁を加えようとしていたこと、ワンダーくんのトリビュートCDを有志の詩人さんたちが作ったとき、「あれに関しては許可していないんだけどね」と云い放ったパラネルさん(パラネルさんが総ての権利を持っているんですか?)、京都の自称詩人であるところのchoriくんの「ワンちゃん、ワンちゃん」といきなり彼とは仲良しであったかのような話を持ち出したblog(なんか下品だよねそういうの)アートを蹂躙するのって本当に容易くて泣ける。私もちゃんと、こういうこと書いて世界を汚すのは悪いことだって分かってるし、本当に申し訳ないけれど、でも苦くて苦くて、今後ワンダーボーイさんのアルバムが発売されてももう買わないと思います。売り場を見るのも嫌だ。私自身の悼みはこうなってしまった。ごめんなさい。パラネルさん以外のひと全員にごめんなさい。大人げなくてごめんなさい。3年間苦みを飲み込んでいたけれど、書いた。ごめんなさい。