薄荷塔ニッキ

飛び石を渉れない。

処女作以前

 にゃんと。にゃにゃにゃんと。「夏の前」という小説(知るひとぞ知る)がわたしの処女作だと思い込んでいたのですが、中学1年生くらいのときに図書部員の発行していた薄い冊子に書いた短篇がひょっこり出てきました。わー。あなたを書いたことなんて忘れていたよぅ。びっくりだよぅ。B5の紙に印刷されてぺらぺらと現れたそれは、「忘れないでくれよぉ」という仏頂面でわたしを睨みました。ごめんマジ忘れてた。本当に。

 たぶんこの頃は、祖父が退職して譲ってくれた富士通ワープロ、オアシスで書いたのでしたね。題名はこんなのです。

純正魔法使い〜或いはアイスキャンディ色の夏〜

 ……。そうですか。しかもその原稿を読んで、なんか代わり映えしない過去だなあと思いつつ、Cさんに「初めて書いた原稿が出てきたよー!」とメールで知らせてから、Cさんが帰宅するまでに、その紙切れを紛失しました。幻か? 幻だったのか?

 出てきたら下記辺りにupしようと思っています。出てこい(いや、探せよ)。

 「電子書籍のパブー