薄荷塔ニッキ

飛び石を渉れない。

京都(vol.2)

大学に居た頃少し知り合って、その後大学の関係の方々とお食事にいったときに偶然再会したけんいちくんというひとがいて、ピアノがとても巧いのです。巧いとかいう表現をしたら失礼かも知れないくらいのひとです。

高橋賢一のピアノ即興な日々

それで、実家にあるピアノのことを「僕このピアノと相性がいいんです」と、なんともありがたいことを云ってくれていて、今日は彼の即興演奏とわたしの朗読のセッションをしにゆきました。にゃんしーさんが日吉ダムでのイヴェントへのバスツアーのガイドさん(じゃないけれど)なので、一緒に京都にきてわたしは実家へ、夜に合流して末弟氏の部屋にお泊まりをするという算段です。

セッションは、朗読しながら音を聴いているとどんどん自分のなかに刺激を受けて、すごく楽しかったです。「これはどういう感じの詩なん?」と云われて、読む詩についてのあらすじのような、込められている感情のようなものを話してみるのも楽しかったです。そんな風に白紙状態から詩の中身について詩ではない言葉で説明を試みるというのが、今までに無い経験でした。詩から詩情を感じて読むのは勿論ありだけれど、違う言語体系から解体するということも面白いし重要かも知れません。

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夕食を食べに汚点紫へ。末弟氏と合流です。一緒にレッドカレーを食べました。「今日はレッドカレーしかないねん、いいかな?」と銀路さん(店主さん)がおっしゃって、それは唐辛子カレーなのではないかと危ぶんだら、トマトソースを使ったカレーでした。勿論美味しく頂きました。末弟氏には「今日は姉が奢り昂ります」と宣言してあるので、お酒などを追加注文して心地よいひとときをのんびり。Cさんが22時過ぎに汚点紫に到着し、結局23時くらいまでいました。汚点紫は楽しいな。良いお店だし銀路さんは優しくて良い方だし。京都にいたら、足しげく通うのに残念です。