一〇〇〇番出版さんから発行されて絶版になっていた、モリマサ公さんの詩集『日曜は父親と遊園地に行こう』をKindle書籍として発行しました。8月5日、発売日です。これは、205円という破格に編集のひと(私です)がしてしまいまして、詩集としては70頁ほど、内容も充実しているので、是非、ご購入を検討なさって下さいませ。
詩集、と云ったけれど、こういう詩集は類を見ないと思います。モリマサ公さん曰く一貫して、「テーマは〝家族〟です」
家族……という枠組みの持つ暴力性。愛情。憎しみ。
家族とは人間の容器。人間、といううつわに浮かぶ、「今、常に」更新されゆく感情──それはもう、1秒が過ぎるよりも速く、今常に更新されてずっとずれてゆく。……なんだろう……「なんだろう?」
- 作者: モリマサ公
- 出版社/メーカー: 白昼社
- 発売日: 2014/08/04
- メディア: Kindle版
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(あとがきより)
開かれたコミュニケーションとしての必要性を
問いたいというわけではなくすべるように連続していく
「今」ずっとずれながらもリアルでそのうえにのっている
ずっとずれてゆく「今」のなかで家族、記憶、社会、自己を編む。ポエトリーリーディング。言葉、言葉、の、なかに孕まれた感情。
で「詩の朗読ってなんですか?」
行為っていうのはただの記憶なんですか?
行為と記憶を結び付けるものの外部にある、
「おれたちやあたしたちのこころへ」