薄荷塔ニッキ

飛び石を渉れない。

Entries from 2011-01-01 to 1 year

アナロググログその1

グロ、って書いてから「グロティック」ってスペルなんだっけ、と思ったら「グロテスク」だろうがばーか、と辞書に云われました。「エロティック」に惑わされてしまった。幻惑されてしまった。 *** 辞書、と云いましたが、これは紙の書籍としての辞書です。Ya…

黄色の兵児帯

大人用の兵児帯は便利です。母のものですが(勝手に引越すときに持ち去ってしまっている母よすみませんごめん)浴衣は意外と安かった上に3割引だったので購入しました。そーんなに安いのはどうせ化繊だろポリエステルだろーと思っていたら、綿100%でした。良…

TOY BOX vol.7

詩人待子あかね氏(id:machiko005)に、LIVE BAR 関目 FLEXさんで催されるイヴェントに呼んで頂きました。以下転載部分が多いですが。 8月19日(金) TOY BOX vol.7 大阪は関目のライブバー FLEX 京阪関目駅東口・地下鉄今里筋線関目成育下車すぐ 地下鉄谷町線…

送り火

今夜は五山の送り火です。実家は左大文字の近くなので、前は屋上にあがって観たものでした。屋上はその日だけ開放になるのです。 今年は京都にゆかず大阪のお家にいましたが、Cさんが送り火の、火で表現する文字を「大・中・小・妙・法」だと思っていたので…

影絵

G・バタイユ「眼球譚」(07.11.08)

眼球譚(初稿) (河出文庫)作者: ジョルジュバタイユ,Georges Bataille,生田耕作出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2003/05/01メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 218回この商品を含むブログ (97件) を見る 実は読了したのは7月11日でした。諸々の事情によ…

今更さらさら水も流れる

デヂタルカメラのマイクロSDカードを取り込んでみたら、7月30日の一次創作文芸即売会「文傾〜あやか〜」の写真が出てきました。撮っていたのか自分! という驚きと、今更ですか遅いよ、というあきれ顔をすり抜けて、アップしてしまいます。ちなみに筆者はこ…

京都(vol.2)

大学に居た頃少し知り合って、その後大学の関係の方々とお食事にいったときに偶然再会したけんいちくんというひとがいて、ピアノがとても巧いのです。巧いとかいう表現をしたら失礼かも知れないくらいのひとです。 高橋賢一のピアノ即興な日々 それで、実家…

京都(vol.1)

P嬢が京都に帰省しているというので、京都駅まで行って、choma嬢と3人で珈琲をのみました。……と云うと幾ばくかの嘘が含まれていて、早朝覚醒の後お蒲団に座ったままで眠りこけたわたしは遅刻しました……ごめんなさいすみません。ふたりとも15時がぎりぎり居ら…

MDP 第2期の開始

月イチ締切投稿集「Monthly Deadline Project」略してMDPの第2期の開始です。ルールは大体月に1回、詩や掌編(1000文字程度)をメールで投稿してくること。第1期は毎月10日が締切日でしたが、今後は皆様の自主性の育みについても考え(嘘)月に1回それぞ…

後之文傾浪漫譚

お疲れさまでございました。この記事の下2つくらいに書いてある通り、7月30日は大阪なんばの味園ビルにて、文章系同人のイヴェント「文傾 〜あやか〜」に参上しておりました。「白昼社」なるものを構成するたったひとりの編集人ですと名乗りたがる泉由良と…

「文傾 〜あやか〜」に出店します

やあやあ、今日も陽気だね。暑いって意味だよ。この記事は30日土曜日まではてなダイアリの一番上に表示されるように計って書いているから、これで僕も立派な未来人さ。日に日に29日が近付きそして過ぎていったら、僕は古びてゆくだろう。それでも今だけは立…

味園ビル、そして「文傾〜あやか〜」

明日30日土曜日、なんばの味園ビルで行われる文芸同人の即売会「文傾 〜あやか〜」の場所に、1週間前にいってきました。夜だから暗くてね、怪しい感じなのですね、でもたぶん、爽やかなお昼間はこういう写真は参考にならないかと思うの。 ●ビッグカメラとの…

「コンパスでダーツを」

--a primitive talk about tangent-- 彼は最初は几帳面な性格であるように見える。彼のイラストを最初に目にしたときの均整の取れた線の配置や非常に精巧な感じからして、てっきりそうなのだと思っていた。しかしやがて私は知る。彼のイラストは、ペンタブレ…

「カラフルネイム」

「交錯するねー」 彼女が云った。何を工作するのか、と僕はかおをあげた。もう4時半だぞ。朝ってやつだぞ。彼女は僕があまり反応しないからか、再度云った。独り言のように。僕が返事をしなくても哀しくならない程度のトーンの独り言専用の声を作って。 「…

トリビュート「冷凍みかん」

私はその日、人生で初めて冷凍みかんを手にした。至極普通に長年生きてきたのにも関わらず、私はこれまで、それを直に見ることが無かったのである。 小説の作中で誰かが旅に出て列車に乗るというような段取りになると、大抵はこの「冷凍みかん」という単語が…

なんて可愛らしいのでしょう

今晩は、87年前の世界の皆さん。落ち込んだりもしていないけれど、私はそれなりに元気です。夏到来ですが空調はつけておりません。節電なる日々です。 「エアコンを……」とよく耳にしますが、私は大概に於いては「冷暖房を切って」と申します。「空調」は少し…

川上弘美「風花」(集英社文庫)

かざはな。 主人公、「のゆり」夫「卓哉」のゆりの叔父の「真人」は浮気性だけれどちょっと素敵なひとだなあ。 全体的の雑感……何と云うか一般の作家みたい。一般の現実めいているし。川上弘美さんの現実ってこういうのだったっけ、とちょっと物足りず。 風花…

浮遊ラヂヲ更新情報

別のところに書いていましたが、はてなダイアリをいじったので、こちらに書きます。 浮遊ラヂヲ「言葉と小鳩」に音源をupしました。三人誌「微笑みと微睡み」より、リリィ氏が2作、泉由良が1作読んでいます。 それから、小倉拓也氏の詩集「火は綺麗」より…

「百円下さい」

JR大阪駅の券売機の前で、百円下さいと喪服の女性に声を掛けられた。切符を買いたいらしい。渡す理由は無かったけれど断る理由もそれほどには無かったし、百円玉は幾つかがま口に入っていて早急に要るような気はしなかったので、私は百円玉を一枚差し出した…

2011.04.05

web

何処までも鋭く研がれ磨かれて、同時に何処までも優しく、放った心の軌道のグラフが美しい。わたしの日々の所感の法則をそんな風に決定付けていったのは、森先生の作品に出逢った中学生のときから今に至るのでした。感謝、感謝と共に、 デヴュウ15周年、おめ…

お花見バーベキューで買った本メモ

油野美術館お花見バーベキューに行ってきました。古書all\100でした。お肉を沢山食べました。魚喃キリコ短編集作者: 魚喃キリコ出版社/メーカー: 飛鳥新社発売日: 2003/02/21メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 25回この商品を含むブログ (75件) を見るザ…

購入した本メモ

森茉莉「記憶の絵」ちくま文庫(古書300円) 小堀杏奴「晩年の父」岩波文庫(古書300円) ラフカディオ・ハーン「怪談・他四篇」旺文社文庫(古書100円) (書肆アラビクにて)記憶の絵 (ちくま文庫)作者: 森茉莉出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1992/02/0…

西淀川図書館で借りたもの

天国の扉作者: 篠原一出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 1998/04メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (4件) を見るゴージャス作者: 篠原一出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1998/12メディア: 単行本 クリック: 15回この商品を含むブロ…